KOTA OKUDA|“価値”を再定義する、小さなプロダクトたち

KOTA OKUDA|“価値”を再定義する、小さなプロダクトたち

By SATO KAZUYA 投稿日: / 最終更新日:

お金、星、文字。
一見すると誰もが知っている、ごくありふれたモチーフ。
KOTA OKUDAは、それらを“装飾”としてではなく、記号として扱います。
紙幣やコインが持つのは、本来「金額」や「交換価値」。
けれど彼のプロダクトでは、それらはもう“使うためのもの”ではありません。
身に着け、触れ、揺れることで、価値の意味そのものが曖昧になっていく。
そこにKOTA OKUDAらしさがあります。


透ける紙幣、揺れる違和感
今回入荷したマネーモチーフのキーホルダー。
透明素材に閉じ込められた紙幣は、角度や光によって表情を変えます。
実体があるのに、どこか掴めない。
バッグや鍵に付けると、ただのアクセサリーなのに、
ふと「これは何だろう」と視線を引き寄せる存在になります。
価値を示すはずの紙幣が、
“意味を持たないオブジェ”に変わる瞬間。
その違和感こそが、このアイテムの魅力です。


耳元に残る、静かな主張
コインモチーフのスタッドピアスは、
SHINYとMATTE、2つの加工でまったく異なる印象を持ちます。
光を強く反射するSHINYは、
小ぶりながらもはっきりとした存在感。
一方、MATTEは光を抑え、
金属の陰影で静かに主張します。
どちらも派手ではない。
でも、よく見ると「普通じゃない」。
その距離感が、KOTA OKUDAのアクセサリーらしさです。


記号を連ねる、手元と首元
S字レターとスターを連ねたネックレス、
そしてコインチャーム付きのトグルチェーンブレスレット。
意味を説明しすぎないモチーフ同士が、
リズムのように連なり、スタイリングの一部になる。
BRASSのゴールドは、少しラフで温度感のある印象。
シルバーカラーは、より無機質でクリーン。
どちらも「主役」ではなく、
スタイルの空気を決める存在として機能します。


価値は、使い方で決まる
KOTA OKUDAのプロダクトは、
着けた瞬間に完成するものではありません。
日常の中で擦れ、揺れ、光を受け、
少しずつ“自分のもの”になっていく。
高価かどうかではなく、
意味があるかどうかでもなく、
どう付き合うかで価値が決まる。
今回入荷したアイテムたちは、
そんな感覚を静かに思い出させてくれます。


Confidence

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住所:福島県郡山市鶴見坦二丁目14-23

電話番号:024-973-7808

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